2006年09月15日

カレラ カブリオレ

友人の勧めもあってトレードイン系のシンプルなシステムを搭載したものの、あまり満足出来ない結果になってしまったようでして、なんとかならないかというご相談を受けました。そしてオーナーさんの希望と言うのが、カロッツェリアXのフルシステム。以前から一度やってみたかった。という事でした。

フルシステムの搭載と言う事で、一番問題だったのが、サブウーファーのサイズと設置場所でした。フロント3ウェイに組み合わせるには、25cm口径のTS-W1RSが適性と判断し、設置場所を模索する事に。元々、きっちり作り込まれているポルシェ、しかもカブリオレとなってくると、無駄なスペースがほとんどないのが現状でして、助手席の足下くらいしか残っていない。

足下の奥にエンクロージャーをセット。コレってよく見られるインストレーションですが、見た目のスッキリさとは裏腹に、助手席の人は非常に窮屈に感じるんです。で、妥協案をオーナさんに提案する事になったのです。このクルマで4人乗車する可能性、助手席の使用率を聞いた上での妥協案を。その結果、以下のようなインストレーションを施す事になった訳です。

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リアシートを取り外し、そこへ、20リッター程度のエンクロージャーと、小物入れをセットしました。オーナーさんが選択したのは、窮屈なリアシートより、助手席の快適性でした。当店としても、非常に良い選択をして頂けたと思っています。エンクロージャーは、全ての面で平行した部分が無い、複雑な形状です。最小スペースで最大の容積を稼ぐ事と、無加工での取付けを考慮しての事です。固定にはシートベルトの固定穴しか使っていませんので、簡単に元に戻す事も出来ます。もちろん、固定強度は十分に取ってあります。


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フロントステージは、トゥイーターTS-T10RS、ミッドレンジTS-S1RS、ウーファーTS-M1RSを使用したセパレート3ウェイシステムです。ゴテゴテしたアウターパネルより、音響特性を考慮したインナーバッフルに重点を置く当店のポリシーにそって、トゥイーター以外は純正位置へセットしています。Aピラーは内装色に合わせ数種類の色で染色していますので、見た目も違和感なく、スッキリと収まっています。


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インナーバッフルは、当店以外ではあまり使用されていないモノを使用しています。複数の素材、厚さで、スピーカーユニットに合わせた最適な形状など、当店のノウハウが詰まったバッフルです。ミッドレンジはドアパネル純正位置ヘのレイアウトの為、この後、ちょっとしたチューニングを施しています。


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パワーアンプはRS-A9XとRS-A7Xをセレクトしました。フロントのラゲッジスペースがちょうどサイズ的にピッタリ。アンプラックもシンプルかつ強度も十分にとれる作りになりました。


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リアセクション。サブウーファーのグリルと小物入れの蓋は、幌部のメッシュに合わせてサランで仕上げています。レザー部はAピラー同様に数種類の色で染色、内装色に合わせています。オーナーさんが非常に満足してくれた部分です。